岐阜県の奥飛騨クマ牧場から、24時間つきっきりの飼育員だから撮れるクマのおねだりアピールの動画が紹介された。ニホンツキノワグマがエサを貰うときに見せるもの。飼育員がエサをあげようとすると、手を叩いたり大の字ポーズをしたり、それぞれのおねだりポーズをする。野生のクマは単独で行動し、自力でエサを補充するが、園内のクマは集団生活をしているため、他のクマよりも多くエサを貰うために始めた行動と言われている。クマは犬よりも知能が高く、記憶力や洞察力にも長けていると言われ、今までで一番多くエサをもらえたポーズを記憶してアピールしていると考えられる。奥飛騨クマ牧場では毎年、子熊を飼育員さんが人工哺育しているが、24時間つきっきりなので、人懐っこい性格となる。今年、開園以来初めて他のクマより体格の小さい未熟児のクマが生まれたが、飼育員たちの世話の甲斐あって、少しずつミルクを飲める量や体重が増えていき、飼育員たちも一安心した。これからどんなおねだりポーズをするクマに成長するのか飼育員たちは楽しみにしている。