今回で2回目となる太平洋島しょ国との首脳会議。バイデン大統領は会議で通信用海底ケーブルなどのインフラ支援や気候変動対策への資金協力などの支援策を打ち出した。現在アメリカは太平洋島しょ国への影響力を高めようと大使館を相次いで開設するなどしており、今回も様々な協力を打ち出した。会議の席上でバイデン政権がクック諸島とニウエを新たに国家として承認し、外交関係を樹立することを発表した。アメリカが新たに外交関係を築くとしたのはどんな国なのか。太平洋の美しい海に囲まれたクック諸島は15の島々からなる国で、面積は合わせても大阪府ほど。人口は約1万8,000人で観光業が主。黒真珠の洋食でも知られる。クック諸島から北西に1,000キロ離れた島国・ニウエは人口約1,900人。日本からはニュージーランドを経由し13時間ほどかかる。経済的にも結びつきが強くないこの2つの国をアメリカが新たに国家として承認した狙いとは。