岸田首相は台風13号で被災者に政府として自衛隊災害派遣などの必要な態勢を構築していく考えを示した。インドネシア・インド訪問を終え、G7議長国として法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性の認識と共有など国際的議論を主導した。また日本-ASEAN関係を格上げし包括的戦略的パートナシップを結びFOIPを目指す。G20サミットではウクライナ侵略でロシアの一刻も早く撤退を求めロシアの核威嚇は断じて受け入れられないことを主張。福島第一原発処理水の海洋放出の安全性と理解を求め、輸入停止措置の即時撤廃を改めて求めた。今回採択されたG20サミットの首脳宣言にはG7サミットの成果を踏まえた内容、武力による威嚇・行使の不容認などが盛り込まれG20メンバーで一致することができたのは大変意義があるとした。日中関係については建設的・安定的関係の構築を双方の努力で進めるとしつつ福島第一原発処理水放出については引続き科学的根拠に基づいて丁寧に説明していく。
首相は国際社会は複合的な危機に直面していてG20の重要性が増している、ウクライナの公正・平和の実現への重要性が強調された。内閣改造党役員人事に従来からこのタイミングで党役員人事を申し上げてきた、13日に党役員人事・閣僚人事の調整を行うと同時に思い切った内容の経済対策を早急に実施する。自由で開かれたインド太平洋は地域・世界の平和と安定を確保する、賛同する国・地域と協力を結ぶ考え。インドはFOIP実現に必要不可欠なパートナー、インド太平洋地域が力や威圧で物事が決まることとは無縁で自由と法の支配を重んじる場となるようインドと防衛協力・交流を引き続き活発に続けたいとした。