ナタリー疾走事件から8時間後にレフトハンド・キャニオンの森の奥で女性の遺体があった。ナタリーの遺体は頭部が無かった。現場周辺のタイヤ痕はナタリーの車のものであると判明した。直接の死因は絞殺だった。また頭部に打撲痕も見つかった。スティーブ捜査官の推理は後頭部を殴り首を絞めて殺害し、息絶えたナタリーの首を鋭利な刃物で切り落とした。警察は教会関係者に犯人がいる可能性を考慮し、遺体発見の情報を伏せて捜査を続けることとした。警察はトロイ牧師や教会などについても資料を取り寄せた。トロイ牧師がロングモントへ移住した時に23人の信者も一緒に移住したという。ナタリー夫婦も一緒に移り住んでいた。ベティ捜査官はナタリーの妹に注目した。ドーンと待ち合わせて話を聞くこととした。ドーンはトロイ牧師はなにかにつけてお金を要求してきたなどと話した。またナタリーとマシューの結婚はトロイ牧師が決めたことだという。捜査官はトロイ牧師や夫の反応を見るためにナタリーの死を明かした。信者は悲しむように見えたが、トロイ牧師は捜査の邪魔をした。
警察でナタリーの車の車両見分が行われた。信者たちはトロイ牧師から警察に協力するなと言われているという。スティーブ捜査官は再び教会へ訪れトロイ牧師の真意を確かめた。マシューの傷心を癒やすには静かに祈ることが大事だという。スティーブ捜査官は教会やトロイ牧師に関わる人物や施設を徹底調査した。スティーブ捜査官が向かったのはトロイ牧師が運営しマシューが働く塗装会社。そこで遺体近くで発見された角材とよく似た角材などが発見された。またゴミ箱から持ち帰った手袋からはナタリーと犯人の2種類の血液が付着していた。犯人は夫のマシューだった。マシューは犯行を認めたが動機やトロイ牧師については黙秘した。そこで自宅を家宅捜索すると25万ドルの生命保険が見つかった。さらにマシュー宛のラブレターも発見された。差出人はマシューの義妹のリサだった。2人は浮気をしていた。
ニューメキシコ州で母子家庭で育ったマシューは喧嘩で右目を失明した。希望の見えない生活野中、トロイ牧師と出会った。マシューはトロイ牧師のカリスマ性に憧れ、どんな指示にも従った。だがナタリーと結婚した時からマシューの気持ちに大きな変化があった。トロイ牧師を超えたいと思う様になったマシューはリサに言い寄り浮気をした。マシューは浮気することでトロイ牧師に敷かれたレールから脱却しようと試みた。2人は徐々に惹かれ合い、マシューはナタリーへの愛が急速に冷めていった。そこで保険金殺人を計画した。またトロイ牧師はマシューによる殺人だと見抜いていた。トロイ牧師はマシューが捕まらないように警察と敵対するような態度を繰り返した。マシューは終身刑となった。