米大統領選挙に向けたテレビ討論会で言葉に詰まったり言い間違えたりする場面が目立った米国・バイデン大統領。大統領選から撤退を求める声にさらされているが、討論会から一夜明けた28日に選挙戦を継続する意向を示した。バイデン大統領は「私は以前ほどうまく討論できない。だが知っていることがある。真実を伝える方法を知っている」と語った。支持率への影響が注目されるなか実施された世論調査によると、バイデン大統領に投票すると回答した人は46%、トランプ前大統領に投票すると回答したのは44%だった。討論会前の調査では両者ともに44%だったため、大きな変化は見られない結果となっている。一方、トランプ前大統領は、討論会の勝利を宣言していて、「バイデン大統領があと4年間も耐えられるか自問すべきだ」と訴えるなど攻勢を強めている。