来月5日が投開票日のアメリカ大統領選挙。ハリス副大統領とトランプ前大統領が接戦を繰り広げている。激戦7州の支持率はトランプ氏がハリス氏をリードしているが、差はすべて2.5ポイント以内の大接戦。激戦州の一つ・ノースカロライナ州は先月上陸したハリケーン「ヘリーン」により96人が犠牲となった最大の被災地。被災地で自身が大統領になればより復興が進むとアピールを強めるトランプ氏。トランプ氏に期待する被災者男性を取材。家が流されたという男性は「トランプ氏が勝てば物価や金利は下がって誰でも家を買ったり借りたりできるようになると期待」と話す。最新の世論調査ではノースカロライナ州での支持率の2人の差は0.5ポイント差。被害が大きかった自治体では期日前投票14か所のうち4か所が閉鎖。ニューヨーク・タイムズは、被害が大きかった地域は民主党支持者が多いため投票率が低くなった場合、選挙結果に決定的な影響を及ぼす可能性があると分析。被災地での支持拡大のため、トランプ氏は「復興予算が不法移民のため使われている」などと虚偽の主張を交えるトランプ氏にハリス氏は猛反発。政府機関はトランプ氏の主張などについて事実を説明するウェブページを立ち上げ、虚偽情報に注意を呼びかけている。