去年の大統領瀬選挙で約420億円を献金しトランプ大統領との蜜月関係を築いたイーロン・マスク氏。先週2人は突然SNSで場外乱闘を始め、関係が急激に悪化。ニューヨークタイムズは「トランプ氏が信頼と支持の証だとしていた真っ赤なテスラ車の売却を決めた」と報じている。マスク氏はトランプ氏を挑発、「80%の中道を代表する新党を立ち上げる時でしょうか」と投稿し450万票以上となる8割が賛成している。2人の決別のきっかけは、トランプ氏肝いりの減税法案をマスク氏が「財政を破綻させる愚策だ」と痛烈に批判したこと。ジョージ・ワシントン大学・トッド・ベルト教授は「2人が持つ巨大なエゴと妥協できない性格を考えば避けられないことだがこれほど早いとは驚き」とコメント。減税法案の財源は関税収入のため、日本にも影響するとみられる。去年のアメリカの貿易赤字ランキング7位につける日本に課される関税は少なくなく、日米協議が難化する可能性がある。