2016年11月、安倍晋三元総理大臣はトランプ氏が大統領に就任する前、周囲の制止を振り切り、大統領選から10日も経たないうちに異例の直接訪問を行った。これにより安倍政権とトランプ政権は、良好な関係を築くことに成功した。石破茂総理大臣も前例に倣い、大統領選の翌日、トランプ次期大統領と初めての電話会談を行った。しかし2期目となるトランプ政権との関係は、より厳しいものになるとみられている。次期トランプ政権で要職への起用が取り沙汰されている共和党・ハガティ上院議員は10日、ウクライナ支援ではなく、米国ファースト主義を徹底すべきだと強調した。トランプ次期大統領は米国ファーストを掲げ、大統領選に勝利した。選挙期間中に打ち出した政策は、関税対策。アメリカの貿易赤字を問題視していて、全ての輸入品に10から20%の関税を課すと表明している。
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