先程取り引きが終わったNY株式市場は一時1100ドルあまり上昇。その後ベッセント財務長官が「中国に対して一方的な関税引き下げを提案していない」と発言したことなどから上げ幅を縮め、ダウ平均株価は前日比419ドル高い3万9606ドルで取り引きを終えた。きのうの日経平均株価は大きく上昇し、一時900円以上値上げ。その背景にあるのは、トランプ氏が中国に課している145%の関税が今後交渉を通じ大幅に下がっていくと見通しを示したこと。これまでとは一転した態度をみせたトランプ氏。専門家はこれこそがトランプ流の交渉術だったと指摘。またパウエル議長について「解任しない」と一転した直後、「政策金利の引き下げにもっと積極的になってほしい」とこれまでと変わらず利下げを要求した。