岡三証券NYの荻原裕司さんは21日のNY株式市場について「高値警戒感に加えイスラエルがイランへ報復攻撃を行うとの懸念が高まっており、ニューヨークダウは終日軟調に推移した。金融など景気敏感株が売りに出されたほか、長期金利の上昇を受け住宅関連株も軟調だった。一方ナスダック指数は半導体株が支えとなり底堅い動きとなった。ただ半導体企業を個別で見るとAI向けは好調な一方、自動車向けなどは需要が低迷している状況。」などと伝えた。そのなかで「アップル」の上昇については「アップルは本日連日で最高値を更新したが背景にあるのが「iphone16」の有益をめぐる期待。先週18日には販売開始から3週間の中国での販売台数が去年の「iphone15」のときと比べ20%増加していると報じられた。iphoneの7-9月期の出荷台数が過去最高になり市場シェアも前年同期から改善している。アップルをめぐっては今後も消費者がパンデミック中に購入したスマートフォンの買い替え需要が追い風になると予想されている。31日に発表予定の決算に向けて引き続き期待が高まりそう。」などと伝えた。
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