12日のニューヨーク為替市場では、この日発表された米国の先月の卸売物価指数の伸びが市場の予想を上回り、円相場は1ドル=158円台後半で推移していた。その後急速に円高方向に振れ、一時1ドル=157円台前半まで1円50銭程度値上がりした。政府日銀の市場介入が2日続けて行われたとの見方もある。外国為替市場では11日に米国の消費者物価指数が発表された後、政府日銀が市場介入を行ったとみられ一時1ドル=157円台前半まで円高が急速に進んだ。12日の東京市場は円を売る動きが強まっていたがニューヨーク市場に入り再び円高方向に振れた。財務省・神田財務官は、市場介入を実施したかどうか明らかにしなかった。その上で、このところの円安の状況について「ずっと一方向で長期的に変動があったことを無視して語れない状況ではないか」と述べた。