米国FRBは金融政策を決める会合で、およそ4年半ぶりの利下げに踏み切ると見られている。長くインフレが続いた米国。消費者の間で節約志向が広がって、外食産業は大幅な値引きで客足を確保しようとしている。消費者物価指数は先月、3年半ぶりの低い水準に。FRBはインフレを抑え込むため、高金利を続けてきたが、収束の兆しが見えてきた。さらには、労働市場の減速もある。求人件数は3年半ぶりの低い水準となっていて、FRBは、景気を下支えするために利下げに踏み切ろうとしている。FRBによる利下げを期待する声も。米国では、住宅価格が上昇を続け、若い世代を中心に、住宅の購入が難しくなっていた。住宅メーカーは今後、FRBの利下げによる住宅ローン金利の低下が販売の追い風になると見込んでいる。