ウクライナでの停戦をめぐり国連の安全保障理事会が開かれ、即時かつ無条件の停戦に合意しないロシアに対して非難の声が上がった。一方、ロシアはウクライナやヨーロッパ諸国を批判した。アメリカ・ニューヨークで26日、停戦をめぐるウクライナ情勢について国連安保理が開かれた。会合でウクライナは、条件をつけるなどして即時停戦に合意しないとしてロシアを非難し、「ロシアが攻撃を続けるのであれば、アメリカや欧州などのパートナー諸国とともに圧力を強めていく」と主張した。ヨーロッパの各国も改めてウクライナへの支持を表明したうえで、「ロシアは平和実現への意欲を示すべきだ」と強調した。これに対し、ロシアは「ウクライナは停戦合意後もエネルギー施設に攻撃を続けた」などと反論したほか、「ヨーロッパ諸国がロシアとアメリカの和平への努力を妨害している」と主張した。