ニューヨーク市長選挙は4日投票が行われ、アメリカメディアは民主党の新人で34歳のゾーラン・マムダニ氏の当選が確実になったと伝えている。マムダニ氏はウガンダ出身のインド系でイスラム教徒であり、イスラム教徒がニューヨーク市長になるのは初めて。選挙戦でマムダニ氏は、家賃の値上げ凍結や公共住宅の整備など低所得層や若者の暮らしを支える政策を掲げた。財源は企業や富裕層への増税でまなかうとし、左派色の強い政策が指示を集めた。共和党のトランプ大統領は、マムダニ市長が誕生すれば連邦資金の打ち切りなど厳しい対応をとると明言しており、マムダニ氏が公約をどこまで実現できるか手腕が問われる。来年のアメリカ中間選挙に向けた共和・民主両党の戦略にも影響を与えるとみられる。
