8月、102歳で亡くなった茶道裏千家15代家元の千玄室。茶の湯を通じた平和の実現に生涯を捧げた。原点にあるのは特攻隊員として出撃していく仲間を見送った自身の体験。千利休の流れをくむ家に生まれ、20歳で学徒出陣のため海軍に入隊。戦況が悪化する中で特攻隊員となっても、持ち歩いていた茶道具で仲間に振る舞っていた。転機となったのは、戦後に米国軍人たちがお茶を習いに来たこと。「文化の力なら日本を理解してもらえる」と考え、世界各国で活動した。昭和39年に家元を襲名。生涯で70か国を訪れた。
© 2009-2026 WireAction, Inc. All Rights Reserved.