ニュージーランドのポツンと一軒家で主のシェリンさんに話を聞いた。家の中には薪ストーブとガスオーブンがあり、併用していた。生活用水は雨水で、貯水槽には雨が降らないときに備えて水を貯めている。娘の家族、そして家の階段を作ってくれたという大工フロリアンさんと家具職人カミールさんを紹介してくれた。家の大工仕事を手伝いながらニュージーランドを旅して周っている。ニュージーランドには外国人旅行者が職業を活かして働く代わりに食事と宿泊場所を無料で提供してもらえるウーフという制度があり、登録しているシェリンさんの家にフランス人の2人が1か月間の予定で滞在していた。フロリアンさんはカヤックのフランス代表だったという。家は窓が全開になる設計になっており、シェリンさんは人の設計した家を買わなかった理由だと話した。太陽光発電機と太陽熱温水器があり、電気代はなし。ただ電圧の強い製品は使えず、冷蔵庫と冷凍庫を使い続けられるように一晩中発電機で発電することもあるという。鶏はアヒル5羽とニワトリ7羽を飼っており、卵は買わない。食品貯蔵庫にあるのはほとんどが保存食で、買い物は1、2週間に1回。