日米両政府は南鳥島沖海底の「レアアース」確保に向け開発で協力を深める見通し。19日の日米首脳会談で合意の方向だという。南鳥島沖には海底にジスプロシウムやネオジムなど推定1600万t以上のレアアースがあるという。世界需要の数百年分とも言われている。先月、JAMSTECの探査船「ちきゅう」が水深6000mからレアアースを含む泥の採取に成功している。背景には中国の存在がある。中国のレアアースの世界シェアは採掘が7割、精錬工程は9割以上を占めている。日本とアメリカは脱中国依存で連携の狙いがあるという。南鳥島沖のレアアース開発についてはコスト面の課題が指摘されている。東海大学・平教授によると新技術の確率段階で最初はコストが高くなってしまうという。中国と比べるとレアアース含有割合は10倍ほど高く開発の経済効率性が向上すると平教授は分析している。海底のレアアースは放射性物質をほとんど含まないため加工コストは低いという。政府は2026年度、一連のプロセスを実証予定だという。2028年3月までに採算性の報告書をまとめる予定。高市首相は商用化への課題として量産、輸送などをあげていて「アメリカにも参加してもらってスピードアップしていきたい」とコメントしている。
