“白身のトロ”とも呼ばれるノドグロは、大きいもので1匹1万円を超えて取引される高級魚として知られている。おととい近畿大学水産研究所は、世界初となるノドグロの完全養殖に成功したと発表した。ノドグロは水深200m前後の深海に生息し、環境への影響を受けやすく養殖は難しいとされてきた。しかし近畿大学は人工的に孵化させたノドグロを親になるまで育て、その卵からさらに新しい世代を育てるサイクルを確立。研究に費やした期間は約10年にも及んだという。今後は2030年をめどに、稚魚を養殖業者に販売する商業化を目指している。この快挙にノドグロを提供する店の店長は「養殖で賄えるのならば仕入価格も安定し、客にも安定した値段で提供できる」などと語った。
