きのう発表されたノーベル化学賞にはアメリカのモウンジ・バウェンディ教授ら3人が選ばれた。教授らは「量子ドット」と呼ばれる極めて小さいナノ粒子を発見しナノ結晶の合成に成功した。ナノ粒子や量子ドットはLEDライトやテレビ画面にも使用されていて、がん組織を切除する際の手術にも応用されているという。受賞者をめぐっては発表の数時間前に3人の名前を書いたメールが誤って外部に送信され情報が流出するハプニングが起きていた。朝日新聞によると2010年に生理学医学賞で新聞社が選考関係者への取材を行い発表前に受賞者が報道されたというケースは過去にあるが、選考機関から受賞者の名前があやまって流出した例は過去にないと見られている。まだ原因は不明と説明していて、今後の原因の解明と再発防止策がみられる。