ノーベル平和賞を、日本原水爆被害者団体協議会が受賞した。日本被団協は被爆者などで構成する全国組織で、68年にわたって被爆者の苦しみや核廃絶を一貫して世界に発信し続けてきた。ノーベル委員会は「核兵器のない世界を実現するための努力と核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきた」と評価した。日本のノーベル平和賞の受賞は、佐藤栄作元総理大臣以来2度目。石破総理大臣が、日本被団協にノーベル平和賞が授与されることは極めて意義深いことだと述べた。グテーレス国連事務総長が、日本被団協の受賞を祝うコメントを発表した。