インド・ハイデラバードは今、急速に経済発展を遂げ、世界的な企業が次々と拠点を構えるITの街に進化している。中心部から車で1時間半のところにあるインド工科大学ハイデラバード校。キャンパスの広さは東京ドーム約52個分。キャンパスで生活全てが完結できるようになっている。広大なキャンパスを回る自動運転カートは、学生の移動に活用しながら研究も行っている。ここで教えている日本人の片岡さんの研究室では10人の学生がブロックチェーンなどのネットワーク技術を学んでいる。インドの就職は、企業が大学に募集をかけるのが主流で、判断の大きな基準が大学の成績になっているため、皆、熱心に勉強しているという。キャンパス内には、学生寮もある。6畳ほどの部屋で、机とベッドだけが置かれ、勉強だけに集中できる環境になっている。大学院で学ぶサマンタさんは、卒業後、大企業に就職し、将来的に、自分の会社を立ち上げたいという。