前回の取材から7年後、再び大倉さんの家を訪れた。7年間でコレクションはさらに増えていた。ブリキ以外にも昭和のレトロ品集めに夢中。炭火の鉄製アイロン、ホテルの備え付き電話、昭和30年代のアイスクリームBOXを見せてくれた。子どもの頃にあった物が懐かしくなり、あれば買ってしまう。手動あんま器(大正3年~昭和初期)は中心の外側についた重りが回転することで球状の先端部が振動する仕組み。ハイトリック(大正4年~昭和20年)はハエを生きたまま捕まえられる仕掛けで全国的に大ヒット。国外にも輸出された。フリーマーケットで1万5~6千円したらしい。