キューバ・ハバナで大きな荷物を続々と屋外に運び出す人々。彼らが準備をしていたのは、屋外映画館。地元の映画愛好家らが私物などを持ち寄り、上映会を開こうという。1959年、革命により社会主義へとかじを切ったキューバは文化政策を強化。とりわけ映画には力を入れていて、映画芸術文化庁を設立するほどだった。その結果、キューバの映画は大きく発展を遂げ映画のポスターは宣伝目的だけでなく、それ自体がアートとして高い価値が認められ、ユネスコ「世界の記憶」に登録されるほどになっている。しかし、近年は施設の老朽化や技術者不足により、首都・ハバナにあった130の映画館は10館以下にまで激減してしまった。そんな中、キューバの映画文化を絶やさないためにも今回、屋外映画館での上映会が開かれた。