鳥取砂丘では今、草原化が問題に。全体の2割ほどが草原化していて、生えているのはチガヤという雑草。万葉集にも登場する日本古来の植物だが、本来鳥取砂丘には生えない。植物の繁茂により、砂丘特有の景観が見られなくなることや、砂丘の生態系への影響も懸念される。75年前、強風で飛び散る砂から街を守るために保安林を植えたことで風向きが変わり、砂丘特有の景観ができづらくなった。そこで保安林の一部を伐採も、根本に定着していた雑草の種が砂丘内へ。国立公園のため除草剤の使用や重機の使用もできず、駆除はボランティアのみが実施。