イスラエルを訪問中のアメリカのブリンケン国務長官は、ネタニヤフ首相などと会談し交渉の進展を働きかける。イスラエルのヘルツォグ大統領と会談を行うホテルの前では人質解放のデモ隊と握手を交わす場面もあった。ブリンケン国務長官は、交渉が成立しない唯一の理由はハマスだと主張し、ハマスに対して提案を即時に受け入れるよう求めた。ネタニヤフ首相は交渉の結果にかかわらず戦闘を継続する姿勢を示している。ハマス側は、人質全員の解放には完全な停戦が必要との立場を崩しておらず、交渉がまとまるかは依然不透明。カービー大統領補佐官は作戦を支持しない立場を改めて強調した。国連・グテーレス事務総長は、これ以上の事態の悪化を防ぐために交渉で合意に至るよう双方に呼びかけた。イスラエルやアメリカのメディアでは、ICCがイスラエル政府の高官に逮捕状を出す可能性があるとする報道が相次いでいる。ネタニヤフ首相は、ICCはイスラエルに対して何の権限も持っていないなどと反発している。