パレスチナのガザ地区の停戦合意はイスラエル軍が18日に攻撃を開始し崩壊の危機に陥っている。攻撃は21日も続きイスラエルのカッツ国防相は声明でイスラム組織ハマスが人質解放に応じなければパレスチナのガザ地区の一部の併合を一方的に主張、圧力を強めている。イスラム組織ハマスは声明で協議を通じて停戦の維持を目指す姿勢を強調。一方イスラエル首相府は停戦協議にもあたっていた治安機関のバー長官の解任決定を発表。イスラエルメディアは治安機関がイスラエルのネタニヤフ首相の側近の汚職疑惑を捜査し主張との対立が深まっていたとし最高裁判所は解任を一時的に差し止める命令を出した。イスラエルのネタニヤフ首相の強引な決定にはイスラエル国内でも批判が強まっていて首相みずからの政権維持を優先しより強硬な立場をとり停戦協議に影響することが懸念されている。