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「マッキンダー」 のテレビ露出情報

きょうの注目記事は「ユーラシア覆うソ連の悪夢」。中央アジアやコーカサスなどの旧ソ連諸国でロシアの政治介入を恐れる空気が広がっている。ウクライナでの戦況がロシア優位に傾いたことが大きな要因。この記事を元にしたきょうのテーマは「ロシア優勢が招く危険なドミノ」。秋田さんはロシアが優位になった理由について「一番は米国の支援が滞り、ウクライナの砲弾や迎撃ミサイルが非常に不足していること。ロシアは軍事目標というより電力インフラなどウクライナの国全体を麻痺させる攻撃をしていて被害が広がっている。5月の戦闘がしやすくなった時期にロシアが大攻勢をかける可能性が指摘されており、プーチン大統領は3月末に15万人の定期的な徴収を実行するための大統領令にもサインした。ウクライナの将来に大きな影響を及ぼすが、国際政治・経済に非常に深刻な影響が及ぶと思う」などと話した。旧ソ連とはカザフスタンをはじめとした中央アジアの5か国やジョージア、西側にはエストニアをはじめとするバルト三国、ベラルーシ・ウクライナなどが位置する。1991年12月までは前述の国々を旧ソ連が支配し一つの帝国としていたが、崩壊して現在の独立国となっている。ロシアと良好な関係なのはベラルーシのみ。ウクライナは戦争中、バルト三国はNATOに所属しロシアとは敵対、モルドバは親欧米政権がありロシアと対立、ジョージアと中央アジア5カ国は中立的な立場を保っている。
秋田さんは先月ジョージアの首都・トビリシを訪れたそうで、「国際会議で行ったんですが、旧ソ連から多くの識者・専門家が来ていた。このままだとウクライナが負けてしまうという前提で議論が始まっていて、その場合はいまプーチン政権の機嫌を損ねるような態度・発言をすると怖い復習をされかねないということで、『いまからプーチン政権に配慮しなければならない』という空気が広がっている。ソ連時代の元高官の話によると、プーチン政権はすでに水面下で自分たちが優勢になっているので、もっとロシアに友好的な態度を鮮明にするよう圧力をかけている。11月にプーチン大統領はカザフスタンを訪れ、トカエフ大統領と会談した。ここでも暗に『もっとロシアに配慮するように』と釘を差すような言動が見られた。去年春と9月にトビリシに行ったんですが、その時の雰囲気は全く異なっており、そのときはむしろロシアとは距離をおいてアメリカや欧州に近づくという動きが見られていた。そのときはウクライナの反転攻勢がうまくいき、ロシアが苦戦を強いられているという空気だったため。でも逆転し、いまはプーチン政権に復讐されないように気をつけているという感じ。きょう話題にした中央アジア・旧ソ連はユーラシアの一部ではなくヘソに位置する場所。イギリスの地政学者・マッキンダーという人が約1世紀前に中央アジア・アフガニスタン地帯を”ハートランド”=心臓部と名付けました。オセロで言うと白が黒になると全部黒になってしまうというヘソのような場所。ハートランドを抑えた国がユーラシア大陸を支配し、ユーラシア大陸を支配すれば世界の覇権を握る場所と指摘した。実際に20世紀初頭にかけて当時帝国だったイギリスとロシアはハートランドをめぐって激しく勢力争いをしていた。ウクライナのためというのは当然だが、ウクライナの色が白から黒に変わると全体像がガラリと変わる、そんな場所でいま侵略が行われているので、絶対にロシアに勝たせてはいけない」などと話した。

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