米国のトランプ次期大統領は、カナダのトルドー首相と行った会談についてSNSに投稿した。共和党の次期上院議員がSNSに投稿した写真では、米国のトランプ次期大統領とカナダのトルドー首相が笑顔を見せ、トランプ次期政権でそれぞれ商務長官と安全保障政策を担当する大統領補佐官への起用が発表されているラトニック氏とウォルツ氏らの姿も確認できる。トランプ氏は先月29日夜に自宅で行った会談について、SNSで「とても生産的だった」と評価した。会談では「不法移民とともにカナダなどから流入しているとする薬物の問題や、米国のカナダに対する貿易赤字などの課題について話し合った」としている。そのうえで「薬物がはびこり市民が犠牲となる事態を、これ以上見過ごさないとはっきりと表明した。トルドー首相も、ともに取り組むことを約束した」としている。一方、トルドー首相は「すばらしい対話だった」とコメント。トランプ氏は25日、「カナダやメキシコからの犯罪や薬物の流入が止まるまで、両国から輸入されるすべての製品に25%の関税を課す」と発表していて、会談でどこまで踏み込んだやり取りがあったのか注目される。