トランプ関税をめぐる日米交渉について。トランプ大統領が出てきたことについて石破総理は「意外だった。今月7日に電話で話した時にはベッセント財務長官を交渉役とするとしていたのでベッセントさんと赤澤さんだと思っていた」と述べた。直前になって、トランプさんがSNSで自分も出ると投稿したので「え~」という感じだったなどとも明かした。ただ、それだけ日米交渉を大事にしているということだろうとトランプ氏が出てきたことについて石破総理は推察。また、自分のリーダーシップで解決するという思いもあるのだろうとも指摘。交渉にはベッセント財務長官、グリア代表の他、ラトニック商務長官やウォルツ大統領補佐官も同席したとの情報もある。この顔ぶれから感じるアメリカ側の姿勢について、石破総理は「オールスターキャスト。最初の会談は大統領とでそれだけ本気だなという感じ」とコメント。赤澤大臣は「今後の日本からの投資やアメリカでの雇用への影響を踏まえると遺憾」だとして措置を見直すよう要求したが、日本の主張が相手に伝わったかについて、石破総理はわからないとした。今回の交渉で一致した内容としては、可能な限りの合意をし首脳間で発表できるように目指すこと、次回の交渉を今月中に実施すべく日程調整をすること、閣僚レベルに加えジムレベルでの交渉も継続すること。これを受けて、石破総理は、早期の合意といっても双方にとって望ましい結果でなければダメだとした。