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「ハンゴンソウ」 のテレビ露出情報

風光明媚な観光地洞爺湖。その中央に浮かぶ中島。いま、島のシカの数を0にするというかつてない試みが進んでいる。2月、島へ向かうのは専門家らで作るエゾシカ協会のメンバーたち。環境省からシカの捕獲任務を委託されている。酪農学園大学の伊吾田教授は、自ら猟銃も手に取るエゾシカ協会の第一人者。シカの群れを発見。この島のシカは警戒心が強く、人の気配を感じるとすぐに逃げてしまう。元々シカが存在しなかった中島。1950年代末から観光目的でオス・メス3頭が人為的に持ち込まれるとわずか20年余で200頭以上に急増。食欲旺盛なエゾシカは島の環境を激変させた。島を覆っていたササはシカに食べ尽くされ消失。森が荒廃。罠を使った大規模な間引きも繰り返し実施。それでもシカはすぐに数を回復し、最大で430頭にまで膨れ上がった。シカは繁殖力が高く栄養状態が良ければ年率20%で増加するとされている。5年前環境省と地元自治体などはシカを根絶するという苦渋の決断を下した。
今、シカは100頭以下にまで減った。ただ、根絶は困難を極めている。メンバーの1人が赤外線センサーを搭載したドローンでシカを探索。ドローンでシカを見つけた場所に向かう。シカに気づかれないようにわずかな物音も立てない。それでも、シカは人の気配を察知し、あっという間に逃げていく。チームはあらゆる手法で駆除を試みている。くくりワナを使用し、餌でおびき寄せてシカを捕まえる。しかし、使い続けると学習能力の高いシカは近づかなくなるという。ようやく1頭のシカを駆除した。撃ったのはメス。メスシカは生まれて1年半で妊娠が可能になり、6月には子供を産む。
5月伊吾田さんは再び中島に向かった。一見、緑に覆われた森。生えているのはシカが食べない植物のみ。これまでに絶滅危惧種を含む300種以上の植物が島から失われた。森の荒廃によって土砂流出の可能性も指摘されている。伊吾田さんは「ほかの地域もここまで増えてしまったら中島のようになる。北海道全体でもおそらく歴史上で最もシカの個体数が多い時代の可能性がある。シカとどのように共存していくのか大きな社会的な課題だと思っている」などコメント。いま札幌などの都市部でも、シカの個体数は増えているのだという。北海道は2031年度までに多くの地域で個体数を半減する目標を掲げている。ただ、専門家らからは「増える前提で対策を検討すべき」との意見も上がっているという。

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