関西空港では新型コロナの水際対策が撤廃され外国人観光客が続々と押し寄せていた。その影響で持ち込み禁止品の検査数が急増した。肉製品が持ち込み禁止の理由は海外で発生している家畜の伝染病を持ち込ませないためとのこと。空港の動物検疫所・植物防疫所では検疫証明書のないものや禁止されている国などからの動植物を農林水産省の職員が貿易官として監視する。植物防疫所では海外の病害虫の侵入を防ぐため野菜や果物などを検査している。不合格となったものは焼却処分になるという。違法に持ち込んだ場合は3年以下の懲役または最高300万円の罰金となる。しかし、持ち込み禁止だと知らずに持ってきてしまう人が後を絶たない。フィリピンからの女性は母親が作った肉を持ってきていたが、肉製品は加工品を含め殆どが持ち込み禁止だという。ベトナムからの男性はハンバーガーを持ち込み処分された。ペルーからの女性はウルーコ、ソーセージ3種類、鶏肉のミンチを持ち込んでいたが証明書がなかったため持ち込めなかった。