米国の首都ワシントンに1年ぶりに中国からジャイアントパンダが帰ってきた。空港に降り立ったのはパンダの絵が描かれた飛行機。慎重にカーゴが降ろされ、同じくパンダが書かれたトラックに乗せられた。ワシントンのスミソニアン国立動物園にやってきたのは、いずれも3歳のオスの「宝力(バオリー)」とメスの「青宝(チンバオ)」の2頭。動物園では去年11月に3頭を中国に返還し、ワシントンにパンダがいなくなっていたが、約1年ぶりに戻ってきたことになる。2頭は今後1カ月ほど新しい環境に慣れさせた上で、来年1月に一般公開される予定。