神奈川県の藤沢市民がこよなく愛するご当地フードがある。うどんの店だけど名物がバラ丼という「里のうどん」へ。太めでコシが強いうどんに、昆布と煮干し、甘みと深みをプラスする大根と鶏肉で煮出すオリジナルの関西風出汁。それに合うのが、玉子とじうどんや、夏野菜の天ぷらをのせた期間限定品など、暑い夏にぴったりのうどんが楽しめる。店内では巨大マヨネーズが登場。これが名物が出てくる合図。来店客の8割以上が注文するというバラ丼。地元藤沢産のマイルドな風味の蜂蜜を加えた特製タレで、豚バラ肉を炒めたら、ごはんの上に千切りキャベツをこんもりと、更に甘辛のタレがしっかりと絡んだ豚バラをてんこ盛りに。このままでも激うまだが、お好みでマヨネーズをかけると、甘辛たれにまろやかさがプラスされ、これまたおいしい丼に。1997年、藤沢で1号店がオープン。今では市内に3店舗、最近では東京にも進出した「里のうどん」。何故うどんの店でバラ丼が誕生したのか。あっさりうどんと一緒に濃い味の丼を食べるのはどうかと考え、バラ丼が完成した。その味が話題となり、たれのお持ち帰り用も。色んな料理にも使えるとあって、累計販売数は10万本以上。地元で愛されるご当地フード、リピートし続けたくなる絶品ばかりだった。