陣内貴美子、最後の放送へ。本番前に毎日続けてきたのはスタッフの点呼で”陣内流”のチームワーク作りであった。きょうが卒業となる。2010年の番組開始からメインキャスターを務め、14年半やってきたことで”every.の母”と呼ばれるようになっていた。「続いてはお天気です。木原さん、そらジロー」の呼びかけに関しては生放送で3500回以上になったという。今年還暦を迎えた陣内貴美子だが、1992年にはバルセロナ五輪に出場。2012年のロンドン五輪では選手からキャスターとなり、五輪5大会を現地取材した。もとアスリートだから聞けることもあったようだ。地元・熊本を襲った熊本地震では熊本城が崩れかかっているが踏ん張っているのを見て熊本の人のどんなことがあっても負けない気持ちを表しているように思えたと語った。新型コロナで悔しさを味わった選手たちへは、インターハイ中止のときに友人の命を守るための中止で優勝するよりもはるかに価値のある中止であり、スポーツを超えた人生の経験をつんだと考えてしっかりと前を向いて欲しいと話した。スポーツは結果が全てだと言われるがそこにいきつくまでの過程も結果と同じくらい大切であるとも話した。パリ五輪では次の4年後はオリンピックの時だけではなく選手に寄り添って応援する気持ちを一人でも多くの人が持ってほしいとのこと。