バルセロナでは“ある理由”で賃貸の家賃も高騰。9月から新卒社員として働く2人の月収は30~45万円予定と日本の初任給と比べると高額な給料だが、家賃の高さからバルセロナでの1人暮らしは諦め、片道1時間かかる実家から通う。1人暮らしするには月33万円し、シェアルームの狭い1部屋でも9万円だという。東京23区のファミリー向け賃貸マンションの平均家賃は年々右肩上がりし過去最高を更新。日本で家賃高騰について聞いてみると、「1.5倍くらいになっている」「地方に行って大きい家買った方が良い」などの声が聞かれた。背景には建築費や職人の単価が高いほか、ファミリー賃貸を借りたい人は多くても供給が多くないため値段が高くなっている。一方、バルセロナでは日本と違う理由で家賃や住宅が高騰している。2025年には約9700万人と人口の約2倍の観光客がやって来た。日本の年間観光客の倍以上。宿泊施設はキャパオーバー。マンションのオーナーが旅行者用の民泊施設にした方が稼げるため、地元の人が住める物件が少なくなり賃料も上がった。バルセロナにはライセンスを取得した正規民泊施設が約1万軒。それに加え違法民泊も増加。住宅費の高騰を抑えるため、2028年11月までにバルセロナの民泊を全て廃止すると発表。今後の観光客の受け入れはホテルなどに集約させる方針。
