宝くじの高額当選券には偽造がつきものである。2007年旭川市で、当選券の書き換えによる偽造事件があった(毎日新聞)。こうした偽造を防ぐために厳密な鑑定作業が行われている。今回の取材ではバレンタインジャンボ1等2億円の当選券を鑑定中だった。その多くが秘匿されている防止技術のうち、いくつかを教えてもらうことができた。例えば番号の下の枠線はよく見ると「TAKARAKUJI」のアルファベット表記になっている。これは紙幣にも使われてるマイクロ文字というもの。また6桁の番号の下には宝くじごとに変わる3文字が印字されている。意味は明かされていない。こうした技術が宝くじには10個以上 施されている。宝くじ印刷工場はセキュリティ上場所も秘密になっているが、今回は特別に潜入取材することができた。