第一生命保険の宿谷さんに話を聞く。宿谷さんは「バンク・オブ・アメリカが13日に公表した2月のグローバル機関投資家調査によると機関投資家は経済の先行きに対して過去2年間で最も楽観的な見方。投資家がリスクを回避する場合に多く保有する傾向のある現金の割合は4.2%と先月から大きく低下。今後1年の経済見通しでソフトランディングを予想する投資家は全体の65%、ノーランディングを予想する投資家は19%。経済に対し楽観的な見方でリスク資産を選考する投資家が急増している。S&P500の過去10年間の季節性をみると2月は年間で2番目にパフォーマンスが悪い時期。2月下旬から3月下旬にかけてのパフォーマンスが特に悪い。利下げ織り込みが剥がれ落ち金利が上昇しているなかでバリエーションの低下圧力が強まっている。投資家への株式への配分が高水準な一方、季節性の逆風でダウンサイド意識の必要も」などと述べた。