- 出演者
- 矢内雄一郎 片渕茜 平出真有 中原みなみ 門田真一郎 海老澤界 剱崎仁
オープニング映像。出演者が挨拶をした。
NY株式などの値動きやその背景を伝えた。
去年の地銀破綻に関連した費用計上が、業績を押し下げ、バンク・オブ・アメリカの23年10-12月期決算は、減収減益となった。一方、JPモルガン・チェースは増収減益となった。シティグループは最終赤字に転落し、中期的に2万人の人員削減をするという。
アメリカの2023年12月生産者物価指数は、前月から上昇するとの予想に反し、0.1%のマイナスとなった。項目別ではエネルギーが1.2%の下落、食品が0.9%の下落、サービスは横ばい。コア(食品・エネルギー・流通マージン除く)は0.2%のプラスだった。
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先週、アメリカ・ラスベガスで行われたCESで初出展したクボタは、自動運転と伝統化を兼ね備える農機のコンセプトモデルを展示した。バッテリーは10%から80%まで6分で急速充電でき、農家が抱える人手不足問題と脱炭素という社会課題解決を目指すとしている。また、同様に初出展の資生堂は、スマホで撮影した顔写真を解析し、20年後の顔を予想する展示を実施した。解析結果をもとに、適切なスキンケアアドバイスも行うという。2月以降、店頭でこのサービスを提供していくという。
今日のゲストは、ソシエテ・ジェネラル証券の剱崎仁さん・バークレイズ証券の門田真一郎さん。
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剱崎さんは「コアのPPIは前月横ばいとなり、市場予想を下回る結果となりました。これがFRBの物価見通しに下方修正を迫る結果かと言われると、必ずしもそうではないと私は考えています。FRBの金融政策を考える上で、物価の指標としてはコアのPCEデフレーターが重要となります。昨年12月のFOMC参加者のコアPCEデフレーターの見通しは0.2を想定しており、今のところはFRBの見通し通りに推移していると考えて良いでしょう」などと話した。
門田さんの今週のドル円予想レンジは143.40円~147.40円。注目ポイントは「スイスフラン高の転換点」で、「昨年はスイスフランが一番強く、その一方で日本円が一番弱かった。ただ足元ではフラン高も転換点を迎えつつあると考えている。」、「利上げをしてないのに通貨が大幅高になった。各国インフレ対応で利上げをしてきたが、スイスは通貨高要因という形でフラン高を容認してきたことが例外な動きになった背景。さらに他国以上にスイスはインフレ鈍化してるが、利下げ期待はそんなにないということで、大幅な利下げは織り込まれてない。スイスフラン高を助長した形になった。」と話し、今後はフラン安に転じる可能性が高いとした。
岩井コスモ証券の林卓郎さんの日経平均予想レンジは35,300円~35,700円。注目ポイントは「TOPIX年初5連勝独歩高」で、「日本独自の株高要因、デフレ脱却期待など追い風が年初から再び正面化してきた。金曜日までTOPIX6連勝しているが、ここでは5日で検証している。米国では年初5日間で上昇すると年間株高となりやすい。日本では日経平均TOPIXも大幅通貨ということで、過去74年間で8割の確率で年間上昇している。特に今回と同じTOPIX5連勝のケースは過去10回あり、年間の上昇率は27%。下げた2回の下落率共に1%以下という点も含めて、角度の高い経験則といえそう」などと話した。
岸田総理は2024年度予算案を明日にも閣議決定し、東規模が大きくてもすぐに対応できる体制を整えると強調した。また、被害の大きかった石川県珠洲市の避難所では被災者への現金支援の要望について、「きるだけ早く用意できるようにする」と答えた。一方、石川・輪島市では警視庁生活安全部の警視庁きずな隊の15人が避難所を訪問、防災アドバイスのほか避難の長期化によるトラブル防止・不安軽減を目指す。また地震の影響で津波観測ができなくなっていた輪島港では新たな津波観測装置の設置作業が行われた。これにより津波や潮位の監視をより安定的に実施できるとのこと。
令和6年能登半島地震災害義援金・みずほ銀行本店(普)5701216・TXNチャリティ募金令和6年能登半島地震 ※みずほ銀行の本・支店からは振込手数料がかかりません。
大学入学共通テストは昨日、理科と数学の試験が行われ2日間の全日程が終了した。能登半島地震による影響が不安視されたが2日間ともに余震などによる目立った混乱はなし。また地震の影響などで受験できなかった場合、今月27日と28日に追試験を受けることが可能。
15日・日本 12月工作機械受注が発表。16日・アメリカ 1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、ゴールドマン・サックス モルガン・スタンレーなど大手投資銀行の決算発表予定。17日・中国 10-12月期GDP、12月鉱工業生産などの発表を控えている。アメリカ FRBから地区連銀経済報告の公表が予定。18日・アメリカ 1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数。19日・日本 12月全国消費者物価指数が発表。など今週の予定を伝えた。
門田さんは「1月のアメリカの指数が出てくるので足元の景気予測にする、FRB高官の発言も多くあるので今後のFRBの利下げのタイミングを探る。短期的に利下げの期待が後退するのであれば少しドル買いにうつる可能性もあるので」などと話した。
全国の天気予報を伝えた。
今週末の日経平均予想:先週終値35577、予想中央値35200。34800円予想のニッセイ基礎研究所・井出真吾さん「短期的な加熱感が意識されやすい」。35600円予想の大和証券・壁谷洋和さん「アメリカ決算堅調に支えられそう」。
今週末のドル円予想:先週終値144.91、予想中央値144.50。144.5円予想のあおぞら銀行・諸我晃さん「アメリカ利下げ観測から上値重い展開」。