- 出演者
- 池谷亨 片渕茜 平出真有 中原みなみ 佐野一彦 小川浩一郎 松本史雄
オープニング映像が流れ、司会の2人が挨拶した。
8日のNY株式を確認。先週早期の利下げ観測が後退し下落した株式相場だが週明けは押し目買いも入り一転上昇している。相場をリードするのは大型ハイテク株。NVIDIAは一時5%を超えて上昇。ダウもマイクロソフトやアップルなどが牽引し上昇。ボーイングが週末に発生した事故をめぐり大幅安となり全体の重しとなっている。商品市場で原油価格が急落したことからエネルギー株も売られている。続けて為替の値を伝えた。
ニューヨーク連銀が発表した去年12月の消費者調査によると、1年先の期待インフレ率の中央値は3.01%。3ヶ月連続で低下し2021年1月以来最も低い水準となっている。項目別では食品や家賃が低下した。また3年先の期待インフレ率は2.62%と前月から低下した。
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サウジアラムコがアラブ・ライト原油の2月のアジア向け販売価格を1バレル=2ドル引き下げたとロイター通信などが報じた。原油の需要減少を背景に販売価格は2021年11月以来の低水準になるとしている。これを受け8日のニューヨーク原油先物価格は一時約5%下落した。
エヌビディアは中国向けに開発した半導体の量産を4ー6月期に開始するとロイター通信が8日、関係筋の話しとして報じた。アメリカ政府が去年12月、先端半導体の中国への輸出規制強化を受け、エヌビディアはこれに対応した従来よりも性能の低い3種類を開発している。このうち「H20」を4-6月期に量産する計画とされている。
アップルは8日、「ビジョン・プロ」を2月2日にアメリカ国内で発売すると発表した。価格は3499ドル~、今月19日から予約受付開始。「ビジョン・プロ」」は去年6月、アップルの開発者会議で初公開され、目や手の動き、声のみので操作できることが特徴。アップルは今回の発売にあたり100万種以上のアプリをそろえたとのこと。
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ホリコ・キャピタルマネジメント・堀古英司さんに話しを聞く。「長期金利の低下を受けてナスダックあが終日上昇する展開になった。ダウはボーイングの下落で安く始まったが午後に入り上昇に転じている」とのこと。また、週末6日にダラス連銀・ローガン総裁からFRBはバランスシートの縮小ペースを減速するべきとの発言があったとし、バランスシートは縮小傾向となっている、適正な縮小ペースについてもFまだ手探りの状態などと説明「FRBが無理のない縮小ペースに修正するのは適切で、この先のFOMCでスローダウンが議論、実施される可能性は高いと思う」などと話した。
金利・商品・欧州株式・株式先物の値を伝えた。
大和証券・多田出さんによるきょうの為替についての解説。昨日、アメリカの金利が低下する中でドル円は下落したが動きは小幅。週後半に発表されるアメリカのインフレ指標などが注目されているためきょうも動きづらい展開を予想。注目ポイントは「震災による円相場への影響」で、円相場には日銀の金融政策に対する期待の変化やインバウンド動向などを通じた影響が現れてくると考える。日銀がマイナス金利を解除する時期は国内の政局だけではなく震災の影響にも左右される。4月が期待されていたが、6・7月が現実的。日銀の政策正常化期待は強まりにくくなった。インバウンドについては、東日本大震災時は3か月にわたって大きく現象したが、これは原発事故によるもので、熊本地震時は軽微な影響にとどまった。今回の震災ではインバウンド動向を通じた為替への影響は限定的、と述べた。
国債・上海総合指数・世界の株価・株式先物の値動きについて伝えた。
きょうの株の見通しについて、松本さんが解説。アトランタ連銀・ボスティック総裁がハト派的発言をしたことできょうの日本の株も強く始まると予想。注目ポイントは「第3四半期決算後の注目点」。1月下旬から本格化する決算発表を終えると市場の関心は来期に向かう。2024年度の会社計画における為替前提は保守的になる可能性が高い。そうするとTOPIX採用企業全体の業績が現役見通しになる可能性がある。減益年度の相場はスローな立ち上がりになる可能性が高い。
能登半島地震の被害をうけTXNチャリティー募金「令和6年能登半島地震災害義援金」への義援金への協力を呼びかけた。
ゴールデングローブ賞が7日発表され、宮崎駿監督のアニメ映画「君たちはどう生きるか」が日本人監督の作品として初めてアニメ映画賞を受賞した。映画は戦時中の日本が舞台とし、火災で母親を亡くした主人公がアオサギの案内で不思議な世界に迷い込むストーリーとなっている。映画を製作したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「本当にうれしく思う」とのコメントを発表している。
きょうの予定。国内では去年11月の家計調査、12月の都区部消費者物価指数が発表された。海外では、アメリカdえ11月の貿易収支が発表されるほか、CES2024がラスベガスで開催する。
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佐野さんは、11日のアメリカの12月のCPIについて前年比は前月から0.1ポイント上昇するがコアの前年比は0.2%ポイント低下すると予想されており、サービス価格が高止まりしていると解説し、インフレ沈静化に向け労働時給の緩和が道半ばであることからFRBが3月に値下げするのは難しくなってきた感じがするなどと解説。松本さんは、小売企業の決算について注目しているとし、消費環境としては悪くないがアパレルが暖冬の影響で冬物の販売に苦戦しており業績に注意が必要だなどと解説した。
全国の天気予報を伝えた。
モーサテサーベイ。1月5日~8日まで実施し、インターネット経由で番組出演者41人から回答を得た。今週末の日系平均予想は中央値33400円。ドル円予想は中央値144円50銭だった。
今年の長期金利を占う。日銀はイールドカーブコントロールを撤廃して長期金利の決定を市場に委ねる方向に前進した。去年の金利動向、10年債利回りは日銀の政策修正で上昇した。今年の長期金利を占う際にも日銀の金融政策は大きな要因になる。昨年12月18日19日の決定会合で解除するという見方さえあったが、結果は現状維持だった植田総裁が会見で次回会合までに入ってくる新しいデータはそんなに多くないと述べた。不幸なことに能登半島地震もあり、これも動きを縛る材料になる。世界的景気後退が起こることによって、依然マイナス金利政策の解除は難しいかなと考えているなどと話した。その上でゼロ金利政策からさらに利上げを続けることになるかどうかが一番重要なポイント。アメリカや中国経済が減速するのは間違いない。当面ゼロ金利政策は維持される、のかなと思っているなどと話した。アメリカでは物価も沈静化に向かっているため、FRBは3月に利下げ転嫁、年末までn政策金利を1.5%程度引き下げるというのが依然コンセンサスになっているなどと話した。