今年の長期金利を占う。日銀はイールドカーブコントロールを撤廃して長期金利の決定を市場に委ねる方向に前進した。去年の金利動向、10年債利回りは日銀の政策修正で上昇した。今年の長期金利を占う際にも日銀の金融政策は大きな要因になる。昨年12月18日19日の決定会合で解除するという見方さえあったが、結果は現状維持だった植田総裁が会見で次回会合までに入ってくる新しいデータはそんなに多くないと述べた。不幸なことに能登半島地震もあり、これも動きを縛る材料になる。世界的景気後退が起こることによって、依然マイナス金利政策の解除は難しいかなと考えているなどと話した。その上でゼロ金利政策からさらに利上げを続けることになるかどうかが一番重要なポイント。アメリカや中国経済が減速するのは間違いない。当面ゼロ金利政策は維持される、のかなと思っているなどと話した。アメリカでは物価も沈静化に向かっているため、FRBは3月に利下げ転嫁、年末までn政策金利を1.5%程度引き下げるというのが依然コンセンサスになっているなどと話した。