大槻さんは「アメリカの大手行の決算が伝えられますが、別の観点で注目したいのが貸し出し関連のところですね。貸し出し自体ちょっと足元では鈍化傾向が見られますし、今季の資金利益についても、決算後のJPモルガンも少し保守的な見通しを出しています。与信費用を見ても高止まり傾向で、今期の米国景気の状況というのは鈍化傾向ではないかと思います。ただ、過去最高の資本比率なので、底割れショックが起きることも考えづらいです」、村松さんは「12月の小売は前月比プラス0.5%程度の好調な伸びが期待されています。インフレ率が3%台に達しても実質賃金はプラスで、好調な労働市場を背景に、個人消費はなかなか崩れないのではないかと思います。今月は外食にも注目していきたいと思います」などと話した。