石破総理に同行している政治部官邸キャップの平本典昭さんは「交渉の最前線にいる関係者によると、協議は対立・決裂ではなく落とし所の探り合いになっているようで、だから協議は進展しているものの完全な合意には至らなかったとのことです。日本は鉄鋼や造船などの投資プランを伝え、トランプ大統領も関心を示していたようです。日本がアメリカに求めているのは自動車関税25%の撤廃で、トランプ大統領も25から譲らないわけではなさそうです。来週NATO首脳会議があるので、そこで次の会談を行うよう調整していますが、外務省幹部からは『中東情勢が泥沼化すると相手をしてもらえなくなる』と協議への影響を心配する声があがっています。石破総理は『トランプ大統領が日本を信頼して決断してくれるか』と話しています」などと話した。