2000円超えのハンバーガーやハンバーガー食べ放題など、攻めた商品・イベントを展開するバーガーキング。ここ数年で店舗数が倍増し、ハンバーガー業界で急成長している。ビーケージャパンホールディングスの野村一裕社長は2023年を振り返り、テイクアウトの需要が一気に増えたが、値上げがあったため、客の数が減ったと話した。バーガーキングが掲げているコンセプトは“本物のハンバーガーを伝える”。材料や製法にこだわった高価格帯のハンバーガーを展開している。野村社長が消費者の心を掴むために意識しているのは期間限定の新商品・イベントだという。新たにオープンする店舗の窓一面にはX上で消費者が投稿した「バーガーキング下北沢店作ってくれや」という画面を掲示した。このようなアイデアを支えているのがマーケティング部門とオペレーション部門で行う社内ミーティング。業績不振で大量閉店に追い込まれた時期もあったが、この3年で客の購入単価は約30~40%も増加した。野村社長はデマンドと自分からつくりにいくと考え方を180度変えないといけない、それが新たなアイデアにつながると話した。