来週26日に開幕するパリオリンピックの開会式の芸術監督が、本番を前に会見を開きセーヌ川を舞台にスポーツと芸術を融合させた壮大な開会式にしたいという考えを示した。パリオリンピックは、夏の大会としては初めて競技場の外で開会式が行われる予定で、選手が船に乗ってパリ市内の中心部を流れるセーヌ川をパレードする。その開会式について、芸術監督をつとめる演出家のトマ・ジョリー氏は、具体的な内容は明かさなかったが、普遍的なメッセージを発信する場にしたいと語った。トマ・ジョリー氏は、「私たちに共通する人間性をたたえることが大切だ」などと語った。大会組織委員会によると、オリンピックとパラリンピックの開会式と閉会式は、参加選手のほかに合わせておよそ3000人のアーティストが参加する大規模なものになるということだ。