パリ大会の様子はOBSという組織が1000台のカメラを配置して世界に伝えられる。大規模な開会式の映像の配信には特別な仕組みが必要になる。今回、ドローン8機、ヘリコプター3機、船4隻、100台以上のカメラ、そしてスマートフォンも200個使って開会式の様子が細かいディティールに至るまで全て映像配信される。この技術的な大仕事を担うのがIOC・国際オリンピック委員会の傘下にある組織、OBS(オリンピック放送機構)。試合会場はフランス各地、合わせて35か所ある。映像は世界中に配信される前に厳重に警備されている場所に届く。ブルジェに設けられたOBSのコントロールセンター。ほぼ24時間体制で各国にメディアに1万1000時間分の映像を提供する。