開会式でさまざまな演出が行われるようになったのは、1984年のロサンゼルス大会から。ロサンゼルス大会では当時の最先端技術がお披露目された。バルセロナ大会では聖火の点火シーンに世界中が釘付けに。ロンドン大会では6代目ジェームズボンド・ダニエルクレイグとエリザベス女王が共演。映画のような演出で女王がスタジアムに現れ、ポールマッカートニーがHey Judeを披露した。オリンピックの開会式では必ず、平和の象徴・ハトが登場する。ただソウルオリンピックでハトが聖火に巻き込まれるハプニングがあったことから、2004年以降はオリンピック憲章から「ハトが解き放たれる」という文章が削除され、工夫を凝らして登場するようになっている。アトランタ大会ではハトを形づくり、シドニー大会では大きな布に描かれたハトが登場。