先程行われた体操男子・個人総合の決勝。前回の東京大会に続いての五輪連覇を目指す日本のエース・橋本大輝選手と五輪初出場の新星・岡慎之助選手が決勝に臨んだ。1種目目のゆかでは安定した演技で好スタートを切った日本勢。しかし2種目目のあん馬で橋本選手が男子団体に続きまさかの落下で得点を伸ばせず。一方で前半の3種目を終えた時点で岡選手が全体のトップのスコアを記録し後半戦に臨む。岡選手は得意の平行棒で15点以上の高得点をマークするなど5種目を終えた時点で2位の中国の選手と0.334差で暫定1位に立つ。そして最終種目の鉄棒を迎える。まずは前回王者の橋本選手がパリ五輪最後の演技をやり切る。そして金メダルのバトンは岡選手に託される。離れ技を次々成功させる渾身の演技を見せた岡選手は後に控える中国選手の演技と得点を待つ。そして岡選手が中国選手2人を抑え見事金メダルに。体操男子団体に続き2冠に輝いた。岡選手は「練習の成果が金メダルにつながって本当にうれしい」と語る。