パリオリンピックでブレイキンに出場し、誹謗中傷を受けていたオーストラリア代表選手。中傷の標的となっているのは、ダンサー名「Raygun」ことレイチェルガン選手。日本ではガン選手の緑ジャージが、「クロネコヤマトの制服に似ている」と話題となった。3試合に出場し、独創的なダンスを披露したが結果は全敗。全試合の点数が全て0点という結果。ガン選手のSNSに多くの批判が寄せられた。英国の一部メディアは、多くのスポーツファンの意見として「ガン選手の風変わりなダンスにより、ブレイキンが五輪で行われるべきか疑問に思っている」と報じた。ガン選手や夫が、ブレイキンのオーストラリア代表選出に関わったとする臆測まで飛び交った。騒動に対し、ガン選手はSNSに動画を投稿し胸中を明かした。家族や友人などに対するいやがらせや、臆測をやめるよう求めた。オーストラリア・アルバニージー首相は「彼女は挑戦した。オリンピックに参加して挑戦し、ベストを尽くして国を代表するというのがすべて。彼女はそれを成し遂げた」と述べた。競泳や自転車など、他のオーストラリア代表選手もガン選手を擁護。現在、ヨーロッパで休養中のガン選手は「オーストラリアに戻ってから質問に答える」としている。一方で、オーストラリアのあるテレビ番組が、ガン選手にジャングルで生活するサバイバルリアリティーショーへの出演のオファーを検討していることも話題に。