4時間後にパリで開幕するパラリンピック。2つのメダル獲得が期待される大会注目選手・パラ陸上の福永凌太選手に松岡修造がインタビュー。徐々に視力が低下していく錐体ジストロフィーという難病を患っている。去年のパラ陸上世界選手権男子400m決勝では初出場で金メダルを獲得し、更に走り幅跳びでも銀メダルを獲得した。小学校から始めた陸上では目が悪いことを言い訳にしたくないと健常者の大会に出場する。尋常ではない練習量と抜群の身体能力で、高校では棒高跳びでインターハイにも出場。オリンピックを目指し名門・中京大学に進学する。十種競技の選手として大学でも健常者の大会に出続けた。大学時代には得意の棒高跳びでポールを指すボックスが見えづらくなるほど視力が悪化した。他の種目でも成績は全く伸びず陸上を諦め就職活動をしていた時、母親の「パラでやったらいいんじゃない?」という言葉で人生が変わったという。大学卒業と同時に始めたパラ陸上では5種目で日本記録を更新し、日本代表に一気に駆け上りパラリンピックの切符をつかんだ。