橋の上から多くの人が見守る中、パリ五輪に向けてアンヌ・イダルゴ市長がセーヌ川に入った。パリ中心部を流れるセーヌ川は26日に開幕するオリンピックでトライアスロンとオープンウォータースイミングの会場になっている。パリ市はオリンピック開催を機に水質改善を進めてきたが、先月は雨が降ると生活排水が流れ込んで大腸菌の数値が基準値を上回る日が続き、競技が実施できるかどうか、懸念の声が上がっていた。自ら泳いだイダルゴ市長は「オリンピックの開催だけでなく、一般の人も泳げるようになる大きな遺産となるだろう」と安全性をアピールした。